歯髄炎および根尖性歯周炎の病態と臨床

令和169日日曜日
 
 日は、徳島大学准教授の中西先生の講義を聞かせていただきました。
歯科保存学の基本に立ち返るとともに、僕の求める「歯髄(歯の神経)をいかにして残していくか?」について、おおいに満足のいく内容でした。
 
再確認した内容としては、「歯髄炎を起こしていても、感染がなければ歯髄は回復する可能性が高い」ということ。つまり、完全に感染を起こしている不可逆性の歯髄炎については今のところ助ける方法はないということです。
これについては、ドックベスト療法の先駆者である小峰先生から「近い将来、不可逆性の歯髄炎も助けることができる方法が出てくると思います」とのお言葉を頂いていますので、技術の進歩に期待しましょう。
 
さて、現時点での問題としては、
 
どこまでを可逆性と判断して歯髄を助けることができるのか?できるだけ正確な診断を行いたい。
 
助けた歯髄を長期保存するためにはどのようにするべきなのか?
 
この2点だと思います。
これらの点についても中西先生は非常にわかりやすい指標を示してくださいました。
 
今後の診療におおいに助けになると思います。
 

「歯髄炎および根尖性歯周炎の病態と臨床」