ヒューマンブリッジの臨床

 令和 191日日曜日

 
本日は、東京でご開業されている前島健吾先生のご講義を受けさせていただきました。
 
歯を失ったときに、その歯を補填する方法は大きくわけて3つあります。
一つ目はブリッジと言われるもの。これは両横の歯をつなげて真ん中にダミーの歯を作る方法で、デメリットとしては両横の歯を削らないといけないこと。
二つ目は部分入れ歯。
三つ目はインプラントです。
 
部分入れ歯は嫌がられることが多いですし、インプラントはオペを怖がる人がいるので、やはりブリッジが第一選択になります。
しかし、両隣在歯の削合はどうしても必要で、これがブリッジ最大の問題点でした。
 
ヒューマンブリッジは、この問題点をほぼ解消したと言える画期的なブリッジです。
パーツを3つに分けることにより、平行性が厳しい症例でも対応できます。
 
ただ、まったく削らなくてもいいわけではなく、最小限の削合は必要です。
しかし、接着ブリッジと比較しても削除量は極端に少ないです。
 
値段がインプラントに近いくらいの価格になってしまうのが難点ですが、患者様へ提示できる選択肢の一つとして非常に有効であると考えます。
 

ヒューマンブリッジの臨床
前島健吾先生