食生活の改善提案など、お子さまのお口まわりの健やかな成長を促す矯正治療です。

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小児矯正の目的
- 歯並びを整えるだけでなく、顎の成長をコントロールし、将来的な不正咬合を予防すること
- 咀嚼機能や発音機能の改善
- 口呼吸の改善
- 顔貌の改善
- 虫歯や歯周病のリスク軽減
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小児矯正の開始時期
- 一般的に、前歯が生え変わる6~7歳頃から
- 反対咬合(受け口)などの場合は、3~4歳から開始することもある
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小児矯正の種類
- 床矯正: 顎の成長を促す取り外し可能な装置
- マウスピース矯正: 透明なマウスピース型の矯正装置
- ワイヤー矯正: 歯にブラケットを装着し、ワイヤーを通して歯を動かす矯正方法(部分的な場合もある)
- 機能的顎矯正装置: 顎の成長をコントロールする装置
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小児矯正のメリット・デメリット
- メリット:
- 顎の成長を利用できるため、効果が出やすい
- 将来的な抜歯矯正のリスクを減らせる可能性がある
- 永久歯が生えそろうスペースを確保できる
- デメリット:
- 治療期間が長くなる可能性がある
- 装置によっては、子供の協力が必要になる
- 費用が高額になる場合がある
- メリット:
当院ではメタルブラケット、セラミックブラケット、インビザライン等を採用しております。
当院は、お子さまの歯並びについて相談に来られた親御さまには、最初にお子さまの食生活の状況を伺い、食事の摂り方などについてアドバイスさせていただいています。
お子さまの歯並びがそろわない原因の一つとして、顎が小さいために歯が生えるスペースが足りず、それによって乱ぐい歯となってしまうことが挙げられます。
顎が小さくなる理由はいくつか考えられますが、お子さまの食生活に起因するケースもあります。小さく切られた食物ばかり食べていると、前歯を使う機会が少なくなります。
顎は前歯を使うことで成長が促されるので、食べ物を前歯で「噛み切る」という動作はとても重要です。
ですから、普段の食事も食材は一口サイズにはせず、噛み切って食べるサイズでと親御さまにはお伝えしています。食生活を見直して歯並びを改善しきれない時にはじめて、装置を使った矯正治療をご提案しています。
成長が止まるまでに顎がしっかり成長していれば、装置を使った矯正治療が必要になっても歯を抜く必要がなくなるなど治療の選択肢が広がります。
また、早期に顎の成長を促しながら矯正治療を受けることで、成人になってからの矯正治療よりも治療費用も抑えられます。
お子さまのお口まわりの健やかな成長のために、気兼ねなく当院までご相談ください。
